2級FP技能士資格の取得を考えて、あれこれ調べていると、必ずAFP という単語に出会います。
このAFP というのは、一体何なのでしょうか?
AFP というのが存在するせいで、FP技能士がよく分からないという人もいそうです。
AFPというのは、日本FP協会が認定する民間資格です。
民間資格なのですが、国家試験であるFP技能検定と微妙に絡み合っているので、ちょっと複雑に感じます。
微妙に絡み合っているというのは、どういうことなのでしょうか?
次の2点のような関係が有るのです。
●AFP を取得するための認定講座を修了することが、2級FP技能士の受験資格の一つになっている。
●AFP を取得するためには、2級FP技能士の資格に合格しないといけない。
要するに、互いに依存しあっているような関係なのです。
ちなみに、2級FP技能士の受験資格を得るために、必ずしもAFP の認定講座を受講する必要はありません。
受験資格を得るための、違う方法も存在します。
AFP 認定研修の修了以外の2級FP技能士の受験資格
そのほかの方法で言うと、3級FP技能士の資格を取るという方法が一般的でしょう。
3級の合格により、2級の受験資格が得られます。
ちなみに、3級FP技能士自体は、別段受験資格は必要ありません。
誰でも受験可能です。
ところで、3級に受かった後2級を受けるという方法だと、試験を2回受けることになります。
試験準備の回数が増えることなどを考えると、この方法は多少負担が大きい気もしますね。
最初から2級FP技能士を目指す人は、AFP の認定研修を受ける人が多いのではないでしょうか。
ちなみに、AFP の認定研修は、次の通信講座がおすすめです。
価格が安い上に、講座の内容がすごく充実しています。
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何でこんなに複雑になったの?
なんで民間の資格と国家資格が入り混じるような複雑な仕組みになったのでしょうか?
実は、それは、FP技能検定ができる前に、2つの民間FP資格があったことと関係していそうです。
FPの国家資格が生まれる前には、日本FP協会のAFP のほかに、金融財政事情研究会と言うところが民間のFP資格を作っていました。
この2つの組織の民間資格をベースにして、FP技能士という資格を作りました。
ですから、複雑なシステムが出来てしまったようなのです。
おそらく、妥協点が見出せなかったのでしょう。
ちなみに、金融財政事情研究会は現在でもFPの受験機関の一つです。
2級FP技能検定の学科試験は、日本FP協会で受けても金融財政事情研究会でも同じ問題を解答することになります。
合格基準も同じです。
しかし、実技試験は、それぞれ独自に問題が作成されています。
やっぱり、ちょっとややこしいですね。
初めてFP資格に接する人は、かなり混乱することでしょう。
2級FP技能士を目指す人は、AFP の認定研修を修了すると受験資格が得られると覚えておきましょう。
とりあえず、それだけで良いと思います。
AFP という資格自体に興味がある人は、もう少し調べてみる必要が有るでしょうけどね。
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