前に見たように、3級FP技能検定の学科試験は、独学で取得が可能です。
しかも、かなり容易だと思います。
それでは、実技試験はどうなのでしょうか?
ちなみに、実技試験には「個人資産相談業務」と「保険顧客資産相談業務」の2種類があります。
ただ、試験に関する状況は、大体似たようなものとして話を進めましょう。
もちろん独学は可能ですが…
3級FP技能検定の実技試験は、もちろん独学可能だと思います。
実際、私も、参考書と過去問だけで合格しました。
ただ、試験に合格する事自体は、学科よりもちょっと難しいように思います。
それには2つの理由がありそうです。
一つ目の理由は、試験の形式です。
実技試験は、全ての問題が三者択一です。
完全に山勘で答えた場合、平均で3割ちょっとしか得点ができません。
一方、学科試験は二者択一の問題が5割もあります。
ですから、いい加減に答えても正解しやすいのです。
ですから、問題の水準が同じであれば、学科試験よりも得点が難しくなります。
運の要素が大きい
3級FP技能検定では15問しか出題されません。
しかも、一つの大問につき3問ずつ出題されるので、出題内容は非常に偏ったものになります。
このことが原因で、合否が運不運に左右される気がします。
まず、出題内容が偏るので、不得意な分野ばかり出題される可能性があります。
こんな場合、1つの大問全てを落としてしまう可能性があります。
こうなってしまうと、合格は非常に難しくなるでしょう。
なぜなら、問題数が少ないので他の箇所で取り返すのが難しいからです。
また、問題が難しい問題が多かった場合も似たような影響があります。
問題数が少ないから取り返しにくいわけです。
実際に実技試験は、実施回によって合格率が大きく違います。
これは、運の要素が大きい事の証左だといえるでしょう。
まとめ
ここまで書いてきたように、3級FP技能検定の実技試験は学科試験よりもちょっと厄介な試験だと思います。
繰り返しますが、以下のような理由からです。
・運の要素が大きくなる
こういったことを踏まえると、実技試験に確実に合格するためには、ちょっと高めの実力があったほうが良さそうです。
楽に合格できるくらいの実力があれば、運が悪い回に当たっても、問題なく合格できるでしょうから。
試験を何度もうけるのは、面倒な事です。
それを回避する為に、しっかりと準備する事をおすすめします。
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