FP技能検定では、同じような内容を問う問題が、繰り返し出題されます。
この事実を知っていれば、最重視すべきなのは、過去問対策であると納得していただけるでしょう。
こんなふうに書いても、にわかには信じていただけないでしょう。
そこで、実例を挙げてみましょう。
車輌保険の保険金が課税対象になるかどうかです。
2010年度 5月実施 3級学科試験
自動車事故によりマイカーに生じた損害に対して,被保険者(=契約者・保険料負担者)が自動車保険から受け取る車両保険金は,所得税法上,( )となる。
1) 非課税
2) 雑所得
3) 一時所得
車両保険の保険金と税金について問う問題です。
問題のレベルとしては、易しい問題と言っていいでしょう。
これと同じような問題が、繰り返し出題されています。
2009年度 9月実施 3級学科試験
自動車事故により,個人の契約者(=被保険自動車の所有者)が受け取った自動車保険の車両保険金は,所得税法上,( )となる。
1) 一時所得
2) 雑所得
3) 非課税
この問題を見ると、2010年度5月の学科試験と同じ事を聞かれているのが分かります。
平成22年1月実施 2級学科試験
個人の損害保険契約(保険契約者=保険料負担者)の税務に関する次の記述のうち、正しいものはど
れか。
1.所得税における地震保険料控除の年間限度額は、5万円である。
2.自動車保険の車両保険から受け取った保険金は、一時所得として所得税の課税対象となる。
3.積立傷害保険の満期返戻金は、雑所得として所得税の課税対象となる。
4.積立火災保険を解約して受け取った解約返戻金は、非課税である。
選択肢の2番目が、車両保険の保険金と所得税の関係についての問いになっています。
3級だけではなく、2級学科試験でも同様の問題が出題されている事がわかりますね。
タグ: 過去問対策が最重要, 2級FP技能士, 3級FP技能士, FP技能検定は独学可能
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