資格取得までの時間を短くする為には、学習の手順が重要です。
正しい手順で学習をしないと、合格までに必要以上に長い時間がかかってしまいます。
時間がかかっても、合格できればまだいいでしょう。
学習に時間を取られた上に、合格できなければ最悪です。
ですから、試験対策を始める前に、ある程度の勉強方法を考えておくことは重要だと考えられます。
教科書の1ページ目からはじめるのは最悪
最悪なのが、教科書の1ページ目から丁寧に読み始めるという学習方法です。
こういう方法を取ってしまうと、学習時間はかなりかかってしまいます。
教科書を1ページ目から読むという方法は、次の3点で特に問題です。
・後半部分の学習がおろそかになる
・過去問対策に時間を取れない可能性が大きい
この3つについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
重要度の低い箇所の学習に時間を取られる
FP技能士の試験は、教科書に書かれている全ての箇所から均等に出題されるわけではありません。
これは学科も実技も、同様です。
ですから、1ページ目から満遍なく学習するという方法を取ると、出題されにくい分野にも時間を割かないといけません。
試験に合格するという意味からすると、この方法は効率的ではありません。
どうせなら、試験に出題されやすい箇所の学習に時間を使いたいですよね。
後半部分の学習がおろそかになる
最初から丁寧に学習すると、後半の学習がおろそかになります。
FP技能士で言うと、不動産や相続の部分ですね。
当然ですが、不動産も相続も、他の分野と同様の配点を持っています。
学習時間が足らなければ、合格の可能性が小さくなるのは当然です。
過去問対策に時間を取れない可能性が大きい
教科書の学習に時間を取られてしまうと、過去問対策がおろそかになります。
これも大きな問題と言えるでしょう。
特に、FP技能検定の場合は、過去問が出来ない影響は大きいと考えられます。
なぜなら、FP技能検定は、過去問と類似の問題が頻出する試験だからです。
過去問対策に時間が避けないのは、そうとう不利なことだと言えるでしょう。
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