FP3級はそれ程難しい試験ではありません。
特に学科試験は、実力がある人ならまず落ちることは無いでしょう。
実技試験も過去の合格率を見ると、それ程難しくは無さそうです。
数字だけで判断すると、学科試験よりも若干難しいという程度でしょうか。
しかし実技試験に関しては、数字だけでは単純に評価できない難しさがありそうです。
過去問などを見ていると、かなりの実力者でも不合格になる事もあるように思うのです。
逆に、実力的にちょっと足りなくても、受かってしまう事があります。
要するに、ちょっと水物のような感じがあるわけです。
運に左右される事がある試験と言えるかもしれません。
実技試験は学科試験と何が違うのでしょうか?
問題数が少ないから1問の比重が大きい
実技試験と学科試験の大きな違いは、出題される問題数です。
学科試験の方が、圧倒的に問題数が少ないのです。
具体的に言うと、学科試験では60問出題されるのに対し、実技試験は15問しかありません。
問題数が少ないということは、1問の比重が大きくなります。
勘違いなどで1問失うと、その影響が大きいのです。
15問しか出題されないということは、1問が全体の約7%のウェイトを閉めているわけです。
ということは、大げさではなく、1問のケアレスミスで合否を分ける可能性も大きいのです。
53点と60点では、実力にかなりの差が有るように感じますよね。
でも実技試験の場合は、ケアレスミス一つの差でしかないわけです。
逆に、問題数が多い学科試験では、1問の正解不正解が合否に与える影響は、それ程大きくありません。
出題範囲が偏っているから苦手分野に問題が偏る事も
実技試験の出題傾向として、出題範囲が偏るということがいえます。
これは出題形式によるところが大きそうです。
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タグ: FP3級の実技試験は実力がある人でも合格しない可能性も
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