60時間ということは、頑張れば1ヶ月で準備が出来るということです。
1日2時間学習ですから、びっくりするほどタイトなスケジュールでもありません。
1ヶ月で準備可能と聞くと、ちょっと短すぎる印象があるかもしれません。
しかし実際、この程度の勉強時間でも合格する可能性は十分にありそうです。
なぜかと言うと、3級FP技能士は完璧な知識が無くても、正解できる問題が多いからです。
択一問題が多いので、非常に解き易いのです。
具体的に言うと、学科試験は二者択一と三者択一です。
また、実技試験の出題形式は、三者択一だけです。
こういう形式の試験ですから、うろ覚えで正解できる問題も多いのです。
それどころか、全く知識が無くても正解する事も有ります。
ということで、理解が完璧でなくても、十分に受かる可能性はあるのです。
もちろん確実に合格をしたければ、もってと丁寧に学習をした方がいいのは間違いありません。
特に、最終的に2級や1級を目指しているのなら、3級の段階で丁寧に勉強しておくのは意味のあることです。
まあ、このあたりは、受験する人の目的意識とか、モチベーションによるところが大きそうです。
丁寧に学びたい人は
丁寧に学習するのなら、前に示したように、知識の習得の段階で時間をかける事ができます。
1回の授業と同じ時間の復習だけだと、知識としては完璧に程遠いでしょう。
個人的には、過去問対策に力をいれてほしいと思います。
2回3回と過去問にあたり、出題された問題の関連知識まで含めて完璧にするのです。
こうすれば、かなりの高得点が期待できます。
時間をかけようと思えば、本当にキリがありません。
時間をかける場合は
ところで、時間をかけて学習する場合でも、最初から丁寧に学習するという方法はおすすめしません。
最初に一通りの学習を済ませてしまう方が良いでしょう。
そして、2回目3回目と何回か繰り返していくのです。
なぜこんな方法をおすすめするのでしょう?
それは、こういう方法を取らないと、テキスト後半の学習がおろそかになる可能性があるからです。
後半というのは、不動産とか相続の分野ですね。
FP技能検定は、全ての分野が満遍なく出題されます。
配点も偏りが無いようです。
ということは、後半の学習が十分に出来ないと、その部分で得点しづらくなります。
その結果、合格は難しくなるのです。
ですから、全体をさっと学習し、それを反復するという方法が合理的です。
満遍なく、バランスよく学習するのが良いということですね。
逆に言うと、前半から時間をかけすぎるような学習スケジュールは、最悪と言ってもいいでしょう。
もう一つ補足すると、時間が有る場合は、過去問対策に時間を割くといいかもしれません。
FP技能検定では、同じような問題が繰り返し出題される事が多いようです。
過去問対策は特に大事です。
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