2013年1月27日の試験で、金融財政事情研究会(以下、金財)のホームページにFP技能検定の試験問題がアップされるという事件がありました。試験前にその問題を確認した受験生もいたようです。
このことに関して、金財が発表を行っています。該当部分に関して、引用してご紹介します。
本日(2月12日)、厚生労働省において、2013年1月27日実施の試験は「有効」であると判断したとの発表があり、当研究会にもその旨、連絡がありました。
当研究会では、厚生労働省の発表を受け、当初の予定どおり合格発表を行うべく、受検者皆さまの答案の採点等を行い、合否判定を行ってまいります。
要するに、今回の漏洩はなかったものとして処理をするということですね。資格試験の重要性やら受験者数やらを考えると、こういう方法しか選べなかったのでしょう。
後味は、めちゃくちゃ悪いですけどね。
取り合えず、受験された方は、ほっとしたことと思います。普通に受験した人には罪はないですからね。
事前に閲覧した人が発覚した場合は合格取り消しも
ちなみに、事前には閲覧した人が発覚した場合は、合格発表後でも合格の取り消しもあるようです。これも該当部分を引用したいと思います。
なお、試験問題を事前に閲覧した者を特定するため、調査を引き続き行います。
特定した者の試験結果は、本人の技能を適切に評価したものと言えるか確認した上で、合否を決定いたします。
合格発表後に特定された場合には、本人の技能を適切に評価した結果と言えるか確認した上で、技能検定の合格の取消しが行われます。
でも、今から閲覧した人を見つけるなんて、まず不可能でしょう。金財には捜査権限がありませんからね。そもそも、調査するためのマンパワーが余っているわけでもないでしょうから。
お調子者が自分で誇示でもしない限り、表に出る確率は小さいように思います。
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