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実務経験は具体的に何を指すの?FP2級の受験資格は意外と簡単に満たせるかも

FP2級の受験資格を満たすためにはいくつかの方法があります。そのうちの一つが実務経験をつむことです。もう少し正確に書くと、「FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者」が受験資格アリとされます。

でも、2年以上のFP業務というのは、ちょっとハードルが高そうですよね。ですから、実務経験で受験資格を満たすことは最初からあきらめている人も多いかもしれません。

実務経験のハードルは低い

しかし丁寧に調べてみると、2年以上のFP業務の実務経験というのは、それほど難しいことでないことがわかります。FP業務と認められる仕事の範囲は、非常に広いのです。

具体的にどんなことをすると、実務経験と認められるのでしょうか。金融財政事情研究会のサイトには、「次のいずれかに該当する方の多くは概ね『実務経験を有する者』といえます」という形で、いくつか例が紹介されています。

銀行、保険会社、証券会社、クレジット会社等の金融機関に勤務している方

そもそも、金融機関に勤めていれば、実務経験と認められるようです。どうも部署は関係しないようですね。ということは、ある程度の期間金融機関に勤めてさえいれば、受験資格は得られるわけです。

ちなみに、「勤務している」という書き方をしているので、アルバイトや派遣社員でもいいのでしょうね。多分。

不動産会社、建設会社など土地建物の取引・建築・相談業務に従事している方

金融だけでなく、不動産系の企業でも良いようです。ただ、不動産系の企業の場合は、実際の取引や建築などに関係した仕事をしないと駄目みたいですね。

一般事業会社および官公庁の福利厚生担当者および金融・財務・経理担当者

これを見るとわかるように、一般企業の経理担当者などでも良いようです。「福利厚生担当者」も大丈夫ということは、総務系の仕事をしている人も大丈夫かもしれないですね。

最後にもう一つ。

商事会社の商社金融担当者、商事会社やコンピュータ会社等の金融機関営業担当者およびソフト開発担当者

ソフトウェアハウスの金融系の営業担当者や金融系のソフトウェア開発者も実務経験にカウントされます。かなり意外な感じはしますが、すごい広い意味ではFPの実務になるのかなあ。

これ以外にもいくつか実務経験を満たす方法はあります。金融系にちょっとでもかすっていれば、FPの実務経験として認めてくれそうな感じがしますね。

金融財政事情研究会のサイトを読むとわかるように、仕事経験を有する人の多くは、実務経験アリと認められる可能性がありそうです。少しでも金融系の仕事をしているという認識がある人は、チェックしてみると良いでしょう。

自己申告なのでハードルはさらに低い感じがする

ちなみに、FPとしての実務経験は、あくまで自己申告で大丈夫です。第三者による証明などは必要がありません。

そう考えると、ハードルとしては相当低い感じがしますね。ちょっと言ったもの勝ちという感じがします。

ただ、虚偽の申告をした場合は、ペナルティがあるようです。「試験の中止、合格の取消しを行う場合があります」とのことです。でも、絶対に合格が取り消されるということではないようですね。

やっぱり、実務経験に関しては、かなりルールが甘そうな感じがします。


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