年金についての知識は、私たちが身につけておいたほうがいいものの一つでしょう。しかし実際に学ぶとなると、なかなか難しい分野でもあります。
日本の公的な年金制度は、歴史的な経緯などから仕組みが大変複雑なのです。専門家を自称する人ですらしばしば間違った発言をします。
ですから年金の知識に関しては、細かい部分に気とられすぎないようにすることが大事なのかもしれません。まずは全体像をつかむことに注力するのが結果的に近道になりそうです。
年金について覚えておきたいのはこんな知識
年金には3つの種類があります。国民年金・厚生年金・共済年金の3種類です。まずは、その3種類の違いを理解しましょう。
次に思えておきたいのが、年金の基本的なシステムです。例えば、次のような項目です。
年金と言うと、老後にもらえるものだけを想像しがちです。しかし、老後にもらえる年金のほかに、配偶者の死亡でもらえる年金や、自分が身体障害者になったときにもらえるケースもあります。それぞれ遺族年金・障害年金といいます。
この2つの知識も必要だと思います。なぜかというと、公的年金は生命保険の死亡保険的な機能も果たすからです。
年金の知識を学ぶには
FP技能検定の学習を通しても、年金について学ぶことができます。
人生設計の全体像の中で年金の位置づけを知りたい場合などは、ファイナンシャル・プランナーの勉強が良いのかもしれません。FP3級程度の勉強をすれば、老後に対して年金以外にどの程度の準備をすれば良いかなどがわかります。
しかし、FP技能検定の試験対策を通しての学習だと、知識が偏ってしまうのは事実でしょう。全体的な学習は、ちょっと望みにくいはずです。
年金の基本を総合的に学ぶには、銀行業務検定という資格試験の中に年金アドバイザーという科目があります。これの対策教材を勉強することで、必要な知識を一通り学ぶことが出来ます。金融系の仕事をしている人以外には、マイナーな資格だとは思いますが、一応一般の受験者もいます。
年金に関しては様々な書籍が出ているので、そういうものを参考に勉強するのがいいのかもしれません。ゴールを設定しないで書籍で勉強するとなると、自分を律するのが難しくなりますけどね。
さらに詳しい知識を得たい場合は、社会保険労務士の勉強が必要になります。社会保険労務士はあなたの生活に密着した資格でもあるので、勉強してみる価値はあると思いますよ。
本当にそこまでする必要があるかどうかはわかりませんが。
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