税金の種類と分類

わが国の税の種類と分類に関する下記の表の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

税の種類:所得税
課税主体:( ア )
課税客体:所得
直接税/間接税:直接税

税の種類:法人税
課税主体:国
課税客体:( イ )
直接税

税の種類:消費税(含む地方消費税)
課税主体:国および地方公共団体
課税客体:消費
直接税/間接税:( ウ )

1.(ア)国 (イ)所得 (ウ)間接税
2.(ア)国 (イ)資本金 (ウ)直接税
3.(ア)地方公共団体 (イ)所得 (ウ)直接税
4.(ア)地方公共団体 (イ)資本金 (ウ)間接税


実際のFP2級試験問題からそのまま引用します。

びっくりするくらい簡単な問題ですね。

2010年の5月に行われた学科試験からです。

この試験のレベルは本当によく分かりません。

かなり専門性が高い問題が出たかと思うと、この問題のような基本的な問題も混じっていたりします。

所得税の課税主体

まず、「(ア)」から考えてみましょう。

所得税の課税主体が問われています。

要するにどこに税金を納めるかということです。

これは、もちろん「国」ですね。

本当に、「もちろん」としか言い様がありません。

敢えてコメントすれば、確定申告の手続きを考えると国税か地方税かを推測できるかもしれません。

確定申告をすると、まずそこで申告した額の所得税を支払います。

そして、同じ書類から地方住民税の額が計算されます。

地方住民税は当然地方税ですから、一方の所得税は国税だと類推できます。

まあ、そんなこと考えなくても、所得税が国税だと言うことは常識として知っておきたいものです。

法人税の課税客体

次に法人税の課税客体についてです。

要するに、何に対して課税されるかと言う問題です。

選択肢をみると「所得」か「資本」かというチョイスみたいですね。

ところで、資本に対して課税されるって一体どういうことでしょうか?

例えば株式会社の場合、貸借対照表の資本の部に入るのは、株主が出資したお金や、企業の儲けから税金を引いたものを蓄積したものです。

企業活動をするためにお金を集めたら、そこから税金を引かれたなんて事があれば、とてもじゃないけど会社経営なんて出来ませんよね。

また、税引き後の利益の蓄積から税金を取るのもおかしな話です。

既に一回税金を取られているのですから。

ということで、「資本」に対しての課税というのはあまりにナンセンスです。

当然、法人税は企業の所得に対してかかるものです。

消費税は直接税か?間接税か?

さて、ここまでで既に答えは出ていますが、一応消費税についても考えておきましょう。

問われているのは、消費税が直接税なのか、間接税なのかという点です。

これは当然間接税ですね。

直接税と間接税の元々の区分は、自分で税金を納めるかどうかという点です。

例えば所得税の場合、自分で確定申告をして国に収めると言うのが基本です。

ですから、所得税は直接税となります。

といっても日本の場合、サラリーマンの所得税は源泉徴収されますから、自分が収めるわけじゃないんですけどね。

一方、間接税と言うのは、自分が直接税金を納めない税金です。

例えば、消費税の場合、その税金は一旦お店が受け取ります。

そして、確定申告のときにお店が税金を支払います。

つまり、私達は税金を支払いますが、それを直接国に収めているわけではないのです。

以上の3点から、「1.」の「(ア)国 (イ)所得 (ウ)間接税」という組み合わせが正しいことがわかります。

まあ、何れも常識として知っておきたい事項だと思います。


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