完全子会社化と格付け

三洋電機がパナソニックの完全子会社になる方針が発表されました。

それを受け、ムーディーズが格付けを変更しました。

パナソニックを格下げ方向、三洋を格上げ方向で見直し=ムーディーズ
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-16525920100730

ちょっと細かい話ですが、興味深いので、チェックしてみましょう。

買収する側、される側で対応が反対に

今回の買収で、次のような見通しが出されています。

・パナソニックの長期優先無担保社債格付けと発行体格付けをAa3から引き下げ、
・三洋電機の長期優先無担保社債格付けと発行体格付けをBaa1を引き上げ

ちょっと用語が専門的ですね。

発行体格付けというのは、会社自体の信用度と考えれば良いでしょう。

今回の発表は要するに、完全子会社化される三洋電機の格付けを上げ、親会社になるパナソニックの格付けを引下げるというものでした。

格付けの方向が異なる理由

完全子会社化に伴い、片方の格付けを上げ、片方を下げています。

なぜこのようなことになるのでしょう?

その理由を考えてみましょう。

まず、完全子会社化される三洋電機は財務状態があまりよくない会社です。

ということは、三洋電機が発行している社債が約束どおり払われない可能性は高いと考えて良いでしょう。

今回財務的に健全なパナソニックの子会社になることで、借金が返されない可能性が減りました。

だから、格付けを上げることになったわけです。

一方のパナソニックは、財務状態の悪い三洋電機を完全子会社にする事になりました。

ということは、三洋電機のもっている借金を全てパナソニックが面倒をみないといけないのです。

ということで、格付けが下がったものと思われます。


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