ライフプランニングに重要な可処分所得

【問題】

可処分所得とは、一定期間内のすべての収入と支出の差額の事を言う。すなわち、可処分所得はその期間における貯蓄残高の増減額と一致する。

○か×か?


用語の知識を問う問題です。基礎レベルですね。

可処分所得とは

可処分所得というのは、所得から直接税や社会保険料などを差し引いた額のことを言います。すなわち、自由に使える所得だと言って良いでしょう。

ということで、問題文の説明は間違っています。

具体例を挙げてみましょう

具体例を挙げて説明しましょう。300万円の給与+ボーナスがある人がいたとします。この人の所得税+住民税が20万円、社会保険料が30万円としましょう。

このとき、可処分所得は250万円(=300万円-20万円-30万円)となります。

この可処分所得が、個人が自由に使えるお金です。FPがライフプランを考える時には、このお金を元に考えます。

可処分所得を計算する問題も出題される

可処分所得に関しては、実際に計算させる問題も出題されています。最初に紹介した問題よりはちょっと高度な問題と言っていいでしょう。

例えば次のような問題です。

下記の〈資料〉によれば,Aさんのライフプランニング上の可処分所得の金額は,( )である。

〈資料〉Aさんの収入等
給与収入 : 800万円(給与所得は600万円)
所得税・住民税 : 80万円
社会保険料 : 100万円
生命保険料 : 10万円

1) 420万円
2) 610万円
3) 620万円

2014年5月実施の3級学科の問題です。この問題の場合は、給与収入から所得税・住民税と社会保険料を引くと求めることができます。生命保険料は引いてはいけません。

たぶん、生命保険料の10万円も引いてしまって間違える人が多いのでしょうね。


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