事業をして赤字になった場合の青色申告の特典

問題

青色申告者の所得税の計算において,損益通算してもなお控除しきれない損失の金額(純損失の金額)が生じた場合,その損失の金額を翌年以後5年間にわたって繰り越して,各年分の所得金額から控除することができる。

○か×か?

2011年9月の3級学科の問題です。
青色申告に関する知識を聞いています。

なんだか、この問題だけ突然難しくなったようなきがします。
前後の問題の易しさと比べると、かなり細かい知識を聞いていると言ってもいいでしょう。

まあ3級の学科なんて、半分分かれば残りはあてずっぽうでも受かっちゃうテストですからね。
この問題が分からなくても、全く問題は無いはずです。

損失分を翌年以降控除できる

ちゃんと勉強していない人には、問題文の意味を理解するのも難しいでしょう。
具体例を挙げて説明しましょう。

例えば、昨年50万円の赤字だったとします。
そして、今年300万円の利益が出たとしましょう。

このときに、昨年の50万円の損失分、今年の利益を小いとみなす事ができます。
つまり、今年の利益は250万円となります。

昨年の50万円の損失は、今年の50万円の費用とみなす事が出来るわけです。
当然ですが、利益が小さくなると言う事は、所得税が安くなります。

正確な定義を見ていましょう

具体例としては大体上のような感じです。
それでは、国税庁による正確な解説を見てみましょう。

(4) 純損失の繰越しと繰戻し
事業所得などに損失(赤字)の金額がある場合で、損益通算の規定を適用してもなお控除しきれない部分の金額(純損失の金額)が生じたときには、その損失額を翌年以後3年間にわたって繰り越して、各年分の所得金額から控除します。

http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2070.htm

この説明から分かるように、損失を繰り越せるのは3年と決まっています。
ですから、問題文の「翌年以後5年間にわたって繰り越して」と言う部分は間違っています。

ということで、正解は「×」となります。

まあ、個人事業主の人は知っておいて損は無いと思いますけどね。
試験のためにここまで覚えるかどうかは、微妙なところです。

少なくとも、これを知らなくても、合格はできますよ。


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