生命保険の復活

問題:

失効した生命保険契約を復活させる場合,延滞した保険料をまとめて払い込まなければならないが,その際の保険料には復活時の保険料率が適用される。

○か×か

2014年5月実施試験の3級学科試験の正誤問題です。実はこの問題、ちょっと判断に迷いました。

生命保険の復活について

問題文にあるように、契約が失効した生命保険が復活できる可能性はあります。保険会社が認めた場合に限られますけどね。

ちなみに、復活する場合には、延滞した保険料を一括で支払う必要があります。ここまでは問題文に書かれたとおりです。

問題なのは最後の「その際の保険料には復活時の保険料率が適用」という部分の正誤です。ただ、この部分に関しては、約款などを見ても確認できませんでした。

例えば楽天生命の約款に関しては、次のような記述がありました。

ご契約の復活

◇ご契約が失効した場合でも、失効した日から1年以内であれば、当社の定める手続き(復活請求書の提出、告知、延滞保険料の払込み等)をとっていただいたうえ、当社が承諾した場合、ご契約を復活させることができます。健康状態等によっては復活できない場合もあります。
◇復活を承諾した場合、当社は、延滞保険料を受け取った時(告知前に受け取った場合は告知の時)から、ご契約上の責任を開始します。

これを見て分かるように、延滞保険料の保険料率に関する記述は見つからなかったのです。もしかしたらどこかに書かれているのかも知れませんけどね。ちょっと見つけられませんでした。

冷静に考えるとかなり変だぞ

でも、よくよく考えると、この記述はちょっと変ですよね。復活って、従前の条件で契約が復活するはずです。でも問題文の記述だと、保険料率が変わることになってしまいますよね。「これだと復活って言うのかなあ?」という疑問が浮かびます。

保険料率が変わるのなら、復活とは言わないですよね。新規契約と大差がありません。どうなのでしょうか。

日本生命のサイトには、復活に関して「復活によりご契約を継続した場合は、保険料はご契約時と変わりません。」という記述があります。ということは、少なくとも日本生命の場合は、この問題文自体が成立しないことになりますよね。

ちなみに、金融財政事情研究会のサイトによると、正解は「×」でした。


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