保険価額と保険金額の違いは何?想定される損害の上限と、支払われる保険金の上限

問題:

損害保険において,保険会社が損害に対して支払う保険金の限度額を,保険価額という。

○か×か?

2014年5月の3級学科試験の問題です。実は「保険価額」という単語の定義は頻繁に出題されています。なぜかというと、「保険価額」と「保険金額」という非常によく似た言葉があるからです。

頻繁に出題されるということは、覚えておいて損はない項目だということですね。

保険価額とは

大辞林によると、保険価額は次のように定義されています。

ほけんかがく【保険価額】
損害保険において,被保険者が被るおそれのある損害を金銭に評価した額。保険金額はこの限度内で定められる。

定義を読んでわかるように、被保険者がこうむる可能性のある損害の上限のを示すのが保険価額です。最悪の事態が起きた場合の損害の評価額という理解でいいのではないでしょうか。

これは問題文の記述とは若干異なります。保険価額はあくまで損害額の上限であって、支払われる保険金の上限ではないからです。

保険金額とは

実は、問題文の記述は、「保険金額」に関するものだと判断できます。同じく大辞林の定義を見てみましょう。

ほけん‐きんがく 【保険金額】
保険契約において約定された金額。生命保険では給付額、損害保険では給付の最高限度額。

まさに支払われる保険金の最高限度額ということです。

「保険価額 ≧ 保険金額」が損害保険の基本

損害保険というのは、実際の損害を金銭的に補う目的の保険です。ですから、損害の評価額である保険価額の方が、実際の保険金の上限である保険金額よりも必ず大きくなります。つまり、「保険価額 ≧ 保険金額」という関係が成り立つのです。損害以上の保険金は手に入らないようになっているわけです。

保険金額を自由に設定できる生命保険とは、この点が大きく異なります。この事は覚えておいた方が良いかもしれません。


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