市場金利が上がると既発の固定利付債の価格は下がる

問題:

一般的な固定利付債券では,通常,市中金利が上昇すると債券価格は下落する。

○か×か?

2014年5月実施の3級学科試験の正誤問題です。市場金利と既発の利付債の価格の関係を聞いています。

債券の知識としては基本的なものに属するはずです。また、知識としてしらなくても、常識で考えれば答を導くことが可能でしょう。

固定利付債券とは

固定利付債券というのは、定期的に決まった利息が支払われる債券のことを言います。固定利付債券の市場価格は、市場金利と反対の動きをします。市場金利が上がれば債券価格は下がり、市場金利が下がれば、債券価格は上がります。

ということは、問題文の記述は正しいことになります。つまり正解は「○」ということですね。

順を追って考えてみよう

さて、市場金利と既発の固定利付債券の市場価格の関係に関するこの問題は、手順を追って考えれば自分の力で正解にたどり着くことができます。順を追って考えてみましょう。

まず一般に、市場金利が上がると、金利が固定の利付債の魅力はなくなりますよね。なぜかというと、市場金利が上がるということは、新しく発行される債券は既発債よりも条件がよくなると考えられるからです。

既発債に魅力がなくなったということは、市場で買い手がいなくなるということです。ということは、売買を成立させるためには、市場価格が下がるはずです。ですから、市場金利の上昇は、債券価格の下落につながるということです。

ですから、市場金利が下がれば、逆に既発債の市場価格は上昇します。つまり、市場金利と固定利付債の市場価格は、反対の動きをするということなのです。


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