生命保険の契約者を変更した場合の税金の取り扱い

生命保険の契約者を途中で変更した場合の取り扱いについてです。2014年5月実施の2級学科試験の選択肢に次のようなものがありました。

父親が契約者(=保険料負担者)であり、その子が被保険者である終身保険において、契約者を子に名義変更した場合、名義変更時点において父親が払い込んでいた保険料相当額の贈与があったものとみなされ、名義変更した年の贈与税の課税対象となる。

契約者の変更をしても直ちに贈与税はかかりません

今回のケースだと、契約者を変えても直ちに贈与税は発生しません。ですから、問題文の記述は間違っていると言えるでしょう。

ちなみに、契約者を引き継いだ息子が解約し解約返戻金を受け取った場合には、贈与税が発生するようです。これに関する説明は、タックスアンサーのサイトが参考になりそうです。1 ちょっと引用してみましょう。

相続税法は、保険事故が発生した場合において、保険金受取人が保険料を負担していないときは、保険料の負担者から保険金等を相続、遺贈又は贈与により取得したものとみなす旨規定しており、保険料を負担していない保険契約者の地位は相続税等の課税上は特に財産的に意義のあるものとは考えておらず、契約者が保険料を負担している場合であっても契約者が死亡しない限り課税関係は生じないものとしています。

したがって、契約者の変更があってもその変更に対して贈与税が課せられることはありません。ただし、その契約者たる地位に基づいて保険契約を解約し、解約返戻金を取得した場合には、保険契約者はその解約返戻金相当額を保険料負担者から贈与により取得したものとみなされて贈与税が課税されます。

この記述から、解約して解約返戻金を受け取らない限り贈与税はかからないことがわかるわけです。相続税法の考え方では、保険金を受け取るタイミングで財産が移ると判断するわけですね。

  1. 生命保険契約について契約者変更があった場合| タックスアンサー []

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