車両保険は自動車保険の補償の一つです。事故により車が壊れたときの修理費用を補償します。
このページでは、過去問を通して、車両保険の特徴を見ていきましょう。
車両保険がガードレールを壊したら補償される?
一般条件の車両保険では、他の自動車との接触事故による損害だけでなく、ガードレールへの衝突などの単独事故による損害も補償の対象となる。
車両保険には、「一般条件」と「車対車+A」の2種類があります。一般条件の場合は、自損事故も補償の対象になります。ですから、この選択肢の記述は正しいと考えられます。
ちなみに、「車対車+A」だと、自損事故は対象になりません。ですから、ガードレールへの衝突は補償の対象になりません。
車両保険と税金
次に、2009年9月実施 の3級学科試験では、車両保険と税の関係に関する出題がありました。
自動車事故により,個人の契約者(=被保険自動車の所有者)が受け取った自動車保険の車両保険金は,所得税法上,( )となる。
1) 一時所得
2) 雑所得
3) 非課税
損害保険は基本的に、税金がかからないことが多いです。車両保険の場合も、非課税になっています。ですから「3」が正解ということになります。
ただ、事故の結果何らかの利益を得るようなタイプの補償に関しては、所得税などの対象になることがあります。
ちなみに、まったく同じような問題が、2010年1月実施の2級学科試験の選択肢として出題されています。
自動車保険の車両保険から受け取った保険金は、一時所得として所得税の課税対象となる。
非課税ですから、当然誤った記述ですね。
生保損保を問わず、保険金と税金の関係を問う問題は好きみたいですね。出題しやすいのでしょう。
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