傷害保険はさまざまなタイプが存在します。家族も含めて補償する家族傷害保険や、海外旅行中のみ補償する海外旅行傷害保険などです。これらの傷害保険の中で一番代表的なのが、普通傷害保険です。
このページでは、普通傷害保険の特徴を過去問を通して見てみましょう。
普通傷害保険は海外での事故も補償される?
2014年5月実施の2級実技試験に、次のような選択肢がありました。
普通傷害保険では、日本国外で発生した事故による傷害は補償の対象とならない。
日本損害保険協会のサイトには、普通傷害保険に関して、次のような記述があります。
最も基本的な傷害保険です。日本国内外を問わず、家庭内、職場内、通勤中、旅行中などで起こる急激・偶然・外来の事故によるケガ(死亡、後遺障害、入院・通院)が補償されます。
「日本国内外を問わず」とありますから、この記述は間違っていることになります。海外旅行傷害保険がありますから、勘違いする人も多いかも知れませんね。
普通傷害保険は地震が原因のケガも補償される?
同じく2014年5月実施の2級実技試験の選択肢です。
普通傷害保険では、地震を原因とする傷害は補償の対象外となっており、地震を原因とする傷害を補償の対象とする特約もない。
普通傷害保険では、地震は補償の対象から外れます。例えば、東京海上日動の普通傷害保険のしおりには、「保険金をお支払いしない主な場合」として、「地震もしくは噴火またはこれらによる津波によるケガ」という記述があります。
ただ、特約で地震によるケガも補償の対象に含めるこことができます。同じく東京海上日動の例だと「天災危険担保特約」という特約があり、これを契約した場合は、「地震もしくは噴火またはこれらによる津波」が原因のケガでも補償されます。
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