FP2級では、生命保険の必要性を問うような問題も出題されています。例えば、2014年の5月の2級学科試験では、次のような正誤を問う選択肢がありました。
死亡保障を目的とする生命保険への加入を検討しているAさん(30歳)に対し、「保険金額を設定する際の目安となる必要保障額は、通常、末子が大学に進学するときに最大となります」と説明した。
一般的に生命保険の死亡保険を家庭で使う場合は、夫が亡くなったときの経済的な問題に対処するために使われます。夫の給与がなくなる分を、生命保険で補うわけですね。
ところで、今後の人生で夫が給料をもらう総額は、夫が若いほど大きくなるはずです。と言うことは、保険で補うべき額は夫が若ければ若いほど大きくなるはずですよね。
ということで、この記述は間違っていると考えるのが妥当でしょう。
実際にどの時点で生命保険の必要保障額が最大になるかは、意見が分かれるところだとは思います。一つの考え方としては、末子が生まれたタイミングで最大に成ると考えられます。
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